この記事では、JavaScriptのMath.pow()を用いて指定した数値の累乗を計算する方法について見ていきたいと思います。
Math.pow()とは
Math.pow()は、指定した数値の累乗を計算するメソッドです。
Math.pow()の書き方
Math.pow(底, 指数)
・底:繰り返し掛け算をする数値
・指数:繰り返し掛け算をする回数
Math.pow()の使用例
console.log(Math.pow(2, 0)); // 1
console.log(Math.pow(2, 3)); // 8
console.log(Math.pow(2, -3)); // 0.125
console.log(Math.pow(8, 1/3)); // 2
console.log(Math.pow(8, -1/3)); // 0.5
この例についてですが、
1つ目のMath.pow(2, 0)は2を0乗した値なので1が、
2つ目のMath.pow(2, 3)は2を3乗した値なので8が、
3つ目のMath.pow(2, -3)は2を-3乗した値なので1/2を3回掛けた1/8(=0.125)が、
4つ目のMath.pow(8, 1/3)は8を1/3乗した値(何を3乗したら8になるか)なので2が、
5つ目のMath.pow(8, -1/3)は8を-1/3乗した値(1を4つ目の値「2」で割った値)なので0.5が
返されるはずです。
では確かめてみると
こうですね。
思ったとおりの結果になっていますね。
まとめ
このように、Math.pow()を用いることで指定した数値の累乗を計算することができます。
なお、Mathを用いたメソッドは他にも
・0以上1未満のランダムな数値を返すMath.random()、
・小数点以下を四捨五入するMath.round()、
・小数点以下を切り捨てるMath.floor()、
・小数点以下を切り上げるMath.ceil()、
・最大値を取得するMath.max()、
・最小値を取得するMath.min()
などがありますので、合わせてご参照いただければと思います。
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